2009年02月09日

レセプトとは

医療保険のレセプトとは一体何?と思われる方も多いと思います。
レセプトは様々な業務を行う医療事務の仕事の中でも
代表的な仕事の1つなので、ぜひ覚えておきましょう。

レセプトとは、病院が健康保険組合などに対して
医療保険料請求のために発行する診療報酬明細書の事です。
通常、各個人が治療などのため病院にかかると、
その費用の一部を自己負担し、残りは各個人がそれぞれ加入している
医療保険(国民健康保険や、各種健康保険)に応じて、
保険者(医療保険を提供している健康保険組合や共済組合、市町村など)が
支払うこととなりますが、病院が保険者に対して被保険者の加入している
医療保険に応じて保険者が支払う医療費を請求するためには、
このレセプトとよばれる診療明細書が必要となるのです。

レセプトには、患者さんの氏名や性別、生年月日というような個人情報や、
患者さんの健康保険加入の情報、請求元の医療機関名、
診療科、病名、診療月に処方された薬、注射、処置、手術、検査、
画像診断、リハビリ等の点数が記載されています。
被保険者ごとにその医療機関が月単位で作成しています。

診療の内容ごとに診療報酬点数が決められていますので、
医療機関はこの点数を合算してから保険者に医療費を請求しています。

また、前月にかかった診療分のレセプトの提出日は
翌月10日に定められています。
多くの医療機関ではこの日を基準にしてレセプト作業を行っています。
レセプトに不備などがあった場合には、レセプトが差し戻されたり、
減点されるというような措置がとられています。


  


Posted by いのひろ at 02:51医療事務の仕事